導入事例

株式会社ハリマビステム株式会社ハリマビステム

  • 業種総合ビルメンテナンス
  • 規模~4,395名(2022年)
  • 利用用途ビル・設備管理のメーター検針。電気メーター、ガスメーター、水道メーター

株式会社ハリマビステム

首都圏を中心に数多くの施設管理実績を持つ、総合ビルメンテナンス企業のハリマビステムさま。業種や系列に関わらず、さまざまなビル・建物の管理を広く担われており、 その維持管理の高い技術力と品質には定評があります。今回は、hakaru.aiのリリース当初よりご評価いただいた設備管理の各作業管理の責任者である島袋さま、現場の常駐業務の管理をご担当されている目崎さまにお話しを伺いました。

課題
  • メーター検針作業のミス防止対策と確認作業の効率化
hakaru.aiの
選択理由
  • メーター検針に特化したサービスであること
  • コストパフォーマンスのよさ
  • 導入サポートなどのフォロー体制がある
効果
  • 2人で行っていた作業時間や人数が削減された
  • 検針ミスの削減ができた
  • 作業時の持ち物がスマホだけになり、事故リスクが削減した
  • データが即時反映され、現場と並行して事務処理ができるようになった
  • 事務作業の工数が削減され、残業を減らすことにつながった

"当社が求めていたのは「検針業務」に対する改善でした。hakaru.aiは、この3年でずいぶん成長しましたね。
検針の改善に特化した使いやすさで選びました"

株式会社ハリマビステム 東京本部 東京エンジニアリング部部長 島袋 正法さま
東京本部 東京第一事業部 第5グループ長補佐 目崎 光将さま

── ハリマビステムさまとは、3年以上前からのお付き合いになります。
当初はhakaru.aiも未熟で、不安になられたということでしたが…。

最初のテストはもう数年前ですね。管理物件の都内のビルでした。実は正直なところ、私はすごく期待していたんです。しかし、御社のご担当が試しても、読み取れない。何度も読み取れないのを目の当たりにすると、あれ?これは上手くいくのかな……、と不安のほうが強くなりましたね(笑)精度もアプリの操作性もまだまだでしたし、QRコードを貼る初回のセットアップが思ったより大変で、手間もかかる印象でした。

── ご苦労をおかけいたしました…。リリース当時は、ビルメンテナンス業への理解不足でしたが、みなさんに育てていただきました。

だいぶ良くなりましたね。当初はシステムも求めているものとは違っていましたが、打ち合わせをしているうちに、情報を吸い上げて、どんどん取り入れてブラッシュアップをして、我々が求めているものに近づいてきました。 こちらが要望を出してから、早く対応いただけたのも助かりましたね。

── ありがとうございます。ひとえにみなさまのご協力のおかげです!
ところでハリマビステムさまでは、こうしたツールの導入を計画されていたのでしょうか?

いいえ、ITツールの存在こそ知ってはいましたが、探していたわけではありませんでした。
ただ、先々は導入するべきだという話は社内で常にあがっており、その矢先、当社の代表がビルメンテナンス協会からの情報で「hakaru.ai」を知り、私のほうで調べてみることになりました。

── 出会いは、ビルメンテナンス協会の情報からだったのですね。すると、メーター検針に関しては、課題をお持ちだったのですよね…?

これはおそらく業界共通の課題だと思いますが、検針のミスをなくすことですよね。そして、それをケアするための工数と時間の削減ですね。さらには、年齢が高くなるとなかなかできない仕事になるので、若い人に仕事が集中してしまうという課題もありました。

── なぜ高齢の方には、難しいのですか?

設備関係の機器というのは、メーターに限らず、建物の設計や施工時に点検をする人のことまでイメージされずに建てられていることはよくあります。通路の壁にあるだけならいいものの、点検をするために障害物をまたいだり、段差をあがったり、天井裏を見なければいけないといった状況になる。当然、視力も衰えてきますし、天候が悪い日などに検針日がある月は、なお危険です。

── さまざまな現場があるものなのですね。オーナーさまのビルに足を運ばれて検針をされている場合、日付を変えることもできないですよね。hakaru.aiは、現場のみなさんの助けができているでしょうか。

hakaru.aiがほかのシステムと違うのは、メーター検針に特化しているので、特に高齢の方がとっつきやすい、触りやすいというのがあります。それから、先にお話したとおり、メーター検針の現場は危険な場所も多いので、これまではカメラも検針票も電卓も持たなければいけませんでしたが、スマホだけになったことで持ち物も減り、そこは助けになっていますね。

── 課題となっていたミスについてはどうですか?

なくなりました。検針では、1台1台、その場で見て計算もしながら検針値を書き留めます。いつもより値が上がっているなどといった変化は、作業員の経験でも大体わかります。ですがhakaru.aiでは、スマホの画面に使用量の増減比までが表示されるので、個人差が生まれがちな感覚的な部分が正確になりました。
また検針後、持ち帰ってから写真と照らし合わせて数値を入力したり、計算結果を整えたりしていく作業も減り、ミスが出やすいところのケアができるようになりました。その結果、工数の削減にもつながり、残業もある程度削減されています。当社はSDGsの推進にも力をいれているので、働き方の改善としてもよい貢献にはなりましたね。

── それは、私たちも本当にうれしいところです!
ちなみに、現場でご利用いただくみなさんが、よく使われている機能などはありますか?

個人で設定できる、読み取り時のカウントダウン表示の機能です。あれが結構、現場では担当者ごとに設定されていたので、人それぞれ好みがあったんのだなと知りました。気に入っているようです。

── カスタマイズして利用いただけているのですね。
実は開発時にチーム内でも、これだと早いとか遅いとか意見が割れて、それなら調整できる機能にしよう、と載せた部分でした

検針の仕事には、さまざまな年齢の人が携わります。
若い人はスマホ端末に慣れていても、今のやり方が定着している高齢者は、端末を操作すること自体に最初は拒否反応もあります。個人に合わせて操作できることは大事ですね。手順書を見ながらやっても、途中でできないと「できないよ、もうやだ」となってしまうのはよくあります。使う側からしたら細かいことを気にせずに使える、アプリ開発を続けてほしいです。

── はい! これからも気に入っていただけるよう、改良・改善を進めてまいります。
それでは、hakaru.aiを社内展開していただく際にも、ご苦労がありましたよね?

そうですね。トライアルする現場と目的がすれ違うこともありました。こちらはhakaru.aiでの検針を試してもらいたかったが、トライアルの序盤に画面でエラーがでて「わかりませんでした」と、元の手順で検針した結果が報告されたこともあります。

── 使いはじめが大切ですよね。最初にコツをわかってもらうために、
現場でサポートをするというのをhakaru.aiでは大事にしています。

フォローがあったことは、ありがたいです。
私たちが言葉で説明するより、直接見せてもらったほうが、その場で解消ができることが多いですし。正直なところ、導入現場が増えていくときに、どうやって現場に広めていけばいいのだろうか、と思っていたのですが、説明会なども開いていただき、トライアルや現地立ち合いで、やり方を教えていただくことで、当初の懸念事項は解消できています。

── レクチャーについてはお手伝いいたしますので、いつでもおっしゃってください。
お伺いしていると、貴社はDXに向けてすごく良い形で進められていらっしゃいますよね。

ビルメンテナンス業はDXやデジタル化を進めていきたいという思いはあるものの、どうしても人の作業が多いので、 なかなか難しいところがあるのですが、検針に限らず電子契約や請求書発行など、少しずつ改革を進めてきていますね。新しい技術は、hakaru.aiのような検針アプリであればイメージが湧きやすいですが、想像がつきにくい。 なにが実現できるか、どんなアイディアがあるのか、そういう提案からGMOさんには期待したいですね。

── hakaru.aiは「点検を楽にする」をテーマに、まず人が大変なところを改善し、DXのはじめの一歩の伴走ができることを目指しています。人が主役の現場で、ITは何ができるのか、これからも考えていきます。

そうですね、今後はメーターもスマート化されていきますが、収集されたデータをどのように、誰が管理していくか、という課題は残ります。 当社はその部分を、独自の維持管理手法を持ち担っていると自負していますので、ITツールも活用し、人の業務を改善しながら、より信頼性の高いクオリティーのサービスをお客さまに提供していきたいと考えています。

── hakaru.aiもブラッシュアップを重ね、みなさんの良い相棒になれるよう、これからも成長してまいります。
この度は、お話をありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

※掲載内容は2022年10月時点の情報です。本件に関するすべてのお問い合わせはGMOグローバルサイン・ホールディングスにて承ります。

検討から導入・運用まで、
専門のスタッフがサポートいたします。

ご相談・お問い合わせ
お電話でのお問い合わせお電話でのお問い合わせ
通話無料
0800-1234-250

平日10:00〜18:00

「hakaru.ai」基本機能を解説セミナー動画