首都圏を中心に数多くの施設管理実績を持つ、総合ビルメンテナンス企業のハリマビステムさま。業種や系列に関わらず、さまざまなビル・建物の管理を広く担われており、 その維持管理の高い技術力と品質には定評があります。今回は、hakaru.aiのリリース当初よりご評価いただいた設備管理の各作業管理の責任者である島袋さま、現場の常駐業務の管理をご担当されている目崎さまにお話しを伺いました。
株式会社ハリマビステム 東京本部 東京エンジニアリング部部長 島袋 正法さま
東京本部 東京第一事業部 第5グループ長補佐 目崎 光将さま
── ハリマビステムさまとは、3年以上前からのお付き合いになります。
当初はhakaru.aiも未熟で、不安になられたということでしたが…。
最初のテストはもう数年前ですね。管理物件の都内のビルでした。実は正直なところ、私はすごく期待していたんです。しかし、御社のご担当が試しても、読み取れない。何度も読み取れないのを目の当たりにすると、あれ?これは上手くいくのかな……、と不安のほうが強くなりましたね(笑)精度もアプリの操作性もまだまだでしたし、QRコードを貼る初回のセットアップが思ったより大変で、手間もかかる印象でした。
── ご苦労をおかけいたしました…。リリース当時は、ビルメンテナンス業への理解不足でしたが、みなさんに育てていただきました。
── ありがとうございます。ひとえにみなさまのご協力のおかげです!
ところでハリマビステムさまでは、こうしたツールの導入を計画されていたのでしょうか?
いいえ、ITツールの存在こそ知ってはいましたが、探していたわけではありませんでした。
ただ、先々は導入するべきだという話は社内で常にあがっており、その矢先、当社の代表がビルメンテナンス協会からの情報で「hakaru.ai」を知り、私のほうで調べてみることになりました。
── 出会いは、ビルメンテナンス協会の情報からだったのですね。すると、メーター検針に関しては、課題をお持ちだったのですよね…?
これはおそらく業界共通の課題だと思いますが、検針のミスをなくすことですよね。そして、それをケアするための工数と時間の削減ですね。さらには、年齢が高くなるとなかなかできない仕事になるので、若い人に仕事が集中してしまうという課題もありました。
── なぜ高齢の方には、難しいのですか?
── さまざまな現場があるものなのですね。オーナーさまのビルに足を運ばれて検針をされている場合、日付を変えることもできないですよね。hakaru.aiは、現場のみなさんの助けができているでしょうか。
hakaru.aiがほかのシステムと違うのは、メーター検針に特化しているので、特に高齢の方がとっつきやすい、触りやすいというのがあります。それから、先にお話したとおり、メーター検針の現場は危険な場所も多いので、これまではカメラも検針票も電卓も持たなければいけませんでしたが、スマホだけになったことで持ち物も減り、そこは助けになっていますね。
── 課題となっていたミスについてはどうですか?
なくなりました。検針では、1台1台、その場で見て計算もしながら検針値を書き留めます。いつもより値が上がっているなどといった変化は、作業員の経験でも大体わかります。ですがhakaru.aiでは、スマホの画面に使用量の増減比までが表示されるので、個人差が生まれがちな感覚的な部分が正確になりました。
また検針後、持ち帰ってから写真と照らし合わせて数値を入力したり、計算結果を整えたりしていく作業も減り、ミスが出やすいところのケアができるようになりました。その結果、工数の削減にもつながり、残業もある程度削減されています。当社はSDGsの推進にも力をいれているので、働き方の改善としてもよい貢献にはなりましたね。
── それは、私たちも本当にうれしいところです!
ちなみに、現場でご利用いただくみなさんが、よく使われている機能などはありますか?
── カスタマイズして利用いただけているのですね。
実は開発時にチーム内でも、これだと早いとか遅いとか意見が割れて、それなら調整できる機能にしよう、と載せた部分でした
── はい! これからも気に入っていただけるよう、改良・改善を進めてまいります。
それでは、hakaru.aiを社内展開していただく際にも、ご苦労がありましたよね?
── 使いはじめが大切ですよね。最初にコツをわかってもらうために、
現場でサポートをするというのをhakaru.aiでは大事にしています。
── レクチャーについてはお手伝いいたしますので、いつでもおっしゃってください。
お伺いしていると、貴社はDXに向けてすごく良い形で進められていらっしゃいますよね。
── hakaru.aiは「点検を楽にする」をテーマに、まず人が大変なところを改善し、DXのはじめの一歩の伴走ができることを目指しています。人が主役の現場で、ITは何ができるのか、これからも考えていきます。
── hakaru.aiもブラッシュアップを重ね、みなさんの良い相棒になれるよう、これからも成長してまいります。
この度は、お話をありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
※掲載内容は2022年10月時点の情報です。本件に関するすべてのお問い合わせはGMOグローバルサイン・ホールディングスにて承ります。
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