導入事例

オリックス・ファシリティーズ株式会社オリックス・ファシリティーズ
株式会社

  • 業種総合ビル管理・メンテナンス業
  • 規模~1,000名(929名 ※正社員のみ)
  • 利用用途商業施設のメーター検針。電気・ガス・水道メーター

オリックス・ファシリティーズ株式会社

β版のhakaru.aiのテストよりご参加いただき、昨年より各所でフィールド利用を進めてくださっているオリックス・ファシリティーズさま。オフィスビルを中心とした施設運用のプロフェッショナルとして、全国各地にご担当物件を持たれています。4年前よりICTを活用したDX推進のために、社内風土の改革から部署横断で進められている、事業統括部 業務改革室室長の堀 靖雄さまに、お話しを伺いました。

課題
  • 目視と手書きによる数字の誤記入などの検針時のミスの撲滅
hakaru.aiの
選択理由
  • 検針業務に省力化と適正な記録を行うため、AIを活用していきたい
  • ミスなく検針が進められる精度の良さ
効果
  • 撮影するだけで数値が記録されるので、データ入力に対する負荷が減った
  • 撮影画像が保存できるため、点検した数値と見比べることができる。写真を撮り直す必要がなくなった

"お客さまが信頼してお預けいただいている財産ですから、
ミスがあってはいけない。確実なツールを探していました"

オリックス・ファシリティーズ株式会社 事業統括部 業務改革室 室長 堀 靖雄さま

── hakaru.aiについては、β版の製品テストよりご参加いただきました。もともとこのような、メーター検針についてのサービスを探されていたのでしょうか。

当社では2016年より業務改革室を立ち上げ、さまざまな業務のデジタル化の取り組みを行っていますが、施設管理の現場では、メーター検針時のミスをなくして、効率を上げる方法を探していました。
ミス防止のために、以前から現場では検針時に写真を撮って、それを複数名で入力数値のチェックを行い、お客さまに報告書をお出しするという方法で対応はしていましたが、労力がかかっていました。

── カメラで撮影したメーターの写真と、手書きで記録後、入力された数字の照合をされていたのですね。

そうですね。どうしても人がやっていることなので、数字を書き間違えることはありますし、ダブルチェックをする必要があります。また撮ってきた写真が見づらくて再度撮り直しに行く、などもあったようですね。当社では、現場は委託先の協力会社で担当いただくことも多いのですが、検針員が紙の台帳に記入し、写真を撮り、会社に戻ってからエクセルに入力をして、当社の担当に報告をしてもらいます。hakaru.aiを使えば、スマホで撮影をするだけで、その場で数値がデータ化され、写真も保存される。入力がいらないというところは大変便利です。

── 作業者の方はパシャっと撮ったときに、画面に表示される読み取り数値と一緒に音声読み上げで耳でも確認することができます。

音声読み上げ機能があることは、現場では知らないかもしれません…。

── ご案内不足で、申し訳ございません! 五感を使うことでミスが抑制できると好評いただいている機能ですので、お試しいただきたいです。ほかにも伝わっていない機能もあるかもしれませんね…。

そうですね、検針作業員向けの簡易マニュアルがあると助かりますね。現状は、当社の担当が現場に入ってレクチャーをしています。ビル管理の場合は、月に1回の検針作業になるため、設定後、何回かは同行して操作方法をトレーニングしていました。その後は問題なく進めています。

── 今後、簡易マニュアルの制作なども検討してまいります。
ところで、まだ解決できていないメーター検針業務の課題は、どういったことでしょう? スマホで撮るので、完全無人化できないことなどでしょうか?

私たちのような総合ビル管理の仕事では、メーターを検針するだけでなく、例えば、電球が切れていないかの確認など、ほかの業務と兼ねて作業員が伺っているので、現状、単純に無人化できるものでもありません。そのため、スマホで撮るhakaru.aiを入れたことで、一部の作業は減り、ミスが減ったのはよかったと思っています。
管理物件は、お客さまが私たちを信頼して預けてくださっている財産ですので、ミスがあってはいけない。ミスを減らすという点でhakaru.aiを評価しています。

── 効率化という点ではどうでしょうか?

私たちはお客さまの要望に合わせて、帳票をそれぞれに作成する必要があるため、hakaru.aiのWeb台帳から、検針データをCSVダウンロードし、エクセルでマクロを組み帳票化しています。基本となるフォーマットを作成することが、誰にでもできるわけではないので、アウトプットの部分には課題が残りますね。

── 帳票との連携、現場のトレーニングなど、業務改革室のみなさまがご尽力いただいているのですね。
導入のサポートについては、hakaru.ai側でできることも考えていきます。
オリックス・ファシリティーズさまでは、このようなAIやIoTのサービスを導入するポイントは、どのようなことだと思われますか?

新しい技術やツールに対して、どんなに便利だと思っても、実際に使われる現場に合わせられるかどうか、が非常に大切です。委託している協力会社さまでも迷ったりしないように、いかに使いやすくするか。そのためのレクチャーやフォローを当社では業務改革室が担っていますが、スマホやパソコンが慣れていない方に教えるのは、なかなか苦労します。
作業をしてもらう方には難しいことはさせたくないので、誰にでも使えるシンプルで簡潔なものを、これからもhakaru.aiには望みますね。

── いろいろと勉強になります。β版からスタートして、hakaru.aiもバージョンアップを重ねてまいりましたが、まだまだやるべきことがありそうです。

当初は、検針のツールとしてではなく、圧力計やマノメーターなどの種類拡張に力を入れられているように見えましたが、検針に注力してくれているのは、当社としてはありがたいです。
実際に導入した現場からも「私たちは楽をさせてもらっている、写真を撮って、自分で入力して、という作業がほぼゼロになっている」ということで重宝もされています。

── 他社さまのサービスなども比較されましたか?

比較はしました。他社さまの製品も見ましたが、hakaru.aiは「わかりやすくて、精度が高い」というのが率直な感想です。今後も新規物件を中心に利用を広げていきたいと思っています。

── hakaru.aiでも、より利用推進がしやすくなるようなサービスを目指していきます。本日はありがとうございました。

※掲載内容は2020年4月時点の情報です。本件に関するすべてのお問い合わせはGMOグローバルサイン・ホールディングスにて承ります。

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