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メーター読み取りAIでヒューマンエラーは回避できる
〜「目視&手書き」のメーター点検を今すぐやめるべき11の理由 3(全3回)〜

2023.4.26(更新)

メーターの付け替えなどの大きな初期投資が不要で、今あるメーターにQRコードを貼るだけで始められる、スマートフォンによるメーター読み取り「hakaru.ai」の仕組みについて ヒューマンエラー防止の観点から解説します。

さて、ヒューマンエラーは「誰でも起こす可能性がある」ことをまず理解し、対策していくことが大切だということでした。その対策の選択肢として、hakaru.aiのようなデジタルツールを使い、AIの“目”を借りて、疲労の軽減や作業の時間短縮を行うことで、ヒューマンエラーの原因や可能性をなくしていくことができます。

hakaru.aiで回避できる、ヒュ ーマンエラーパターンとは?

以下の〇で囲まれた11のパターンは、12種類あるといわれる「ヒューマンエラー」の特徴から、hakaru.aiの利用で回避できる可能性のあるパターンです。目視・手書きのメーター点検よりも、ミスを起こしにくくするポイントが、11もあります。

  • 危険軽視・慣れ
  • 不注意
  • 無知・未経験・不慣れ
  • 近道・省略行動
  • 高齢者の心身機能低下
  • 錯覚
  • 場面行動本能
  • パニック
  • 連絡不足
  • 疲労
  • 単調作業による意識低下
  • 集団欠陥
危険軽視・慣れ
hakaru.aiは、スマホでメーターの写真を撮って数値を記録します。撮影時には、画面上で成功・失敗が1回ごとに表示されるため、作業に慣れてきても正しく記録することができます。また、光の反射などでAI解析ができなかったときには、作業者が数値を修正入力する必要があります。メーターをより注意深く見直すため、作業のムラが回避されます。もちろん、エビデンスとして修正作業の履歴と撮影画像は保存されます。
不注意
不注意という誰にでも起こりやすいエラーについては、原因を突き止めて、共有して注意喚起することが大切ですが、hakaru.aiを使った作業動作は、新人もベテランも同じ「メーターをスマホで撮る」という単純な1アクションで統一されるため、操作ミスがあったとしても利用者で作業方法を確認しあうことで、エラーをなくせます。
無知・未経験・不慣れ
「スマホで写真を撮る」という誰にでも比較的経験のある動作を採用しているため、操作方法は未経験者にもわかりやすく、現場の作業者が入れ替わっても覚えやすいです。また、QRコードにより、読み取った数値は自動的に正しい位置に記載されるため、どの台帳のどこに記載するなどの作業手順を覚える必要もありません。
近道・省略行動
画像や点検(撮影)時の日時がエビデンスとして残るため、作業者は確実に「スマホで撮影」を行わねばならない仕組みとなっています。さらにパソコンの管理画面では、すべての台帳の未点検・点検済みなどの状況をリアルタイムにモニタリングできる機能があります。
疲労
導入企業さまによる実績として、従来の検針業務の時間全体を比較して、最大82%の削減が実現できています。作業時間の短縮による疲労の軽減が見込めるほか、スマホに「自撮り棒」をつけることで、高所設置のメーター点検時などの、不自然な姿勢が改善でき、身体疲労の改善に役立ったとの報告もいただきました。
高齢者の心身機能低下
hakaru.aiで写真を撮る際には、手動シャッターと自動シャッターの2種類のモードで撮影することができます。手振れなどがより抑えられる自動モードを使えば、作業は「スマホをメーターにかざすだけ」という単純動作に変わります。また、視力低下による見誤りは、AIが代わりに読み取り、助けてくれます。
錯覚
スマホで撮影すると、AIで解析した値は画面に表示されます。同時に画像も残るので、1名の担当者が作業していたとしても、人とAIの目でのダブルチェックすることが可能になり、見間違いがなくなります。
場面行動本能
従来のメーター検針の作業には、台帳にペンでメモをとったり、カメラで写真を撮影したり、電卓で計算を行ったりなど、複数の持ち物を携帯し、複数の作業を行いますが、メーターの設置場所には足元が危険な場所もあります。一つの作業に瞬間的に注意が向いている間に足を踏み外す、などの日常的な事故とは実は隣り合わせです。hakaru.aiの検針では持ち物はスマートフォン一つにまとまり、一連の作業も「メーターにスマホを数秒間かざすだけ」となるため、このような事故のリスクを減らすことができます。
単調作業による意識低下
読み取り数値は、画面に表示できるだけでなく、音声で読み上げることもできるので、画面を見ながら、目や耳といった五感を使って、作業者が確認することができ、意識低下を防止します。
連絡不足
異常値などが発生した際の連絡も、あらかじめ設定したしきい値に対して、アラート表示ができるため、点検作業者がスマホ上で確認したアラートは、そのままインターネットを通じて、リアルタイムでパソコンの管理画面でも確認ができます。作業者がその場で書き込んだメモも、クラウドサーバ上に点検値や画像と一緒に閲覧できるため、連絡もれも回避します。
集団欠陥
現場の雰囲気で、本来取るべき行動がおろそかになるといった悪習慣による「集団欠陥」については、hakaru.aiを使えば、点検した際の画像や数値データ、撮影日時が保存されるため、撮影が行われていない=未点検が見える化され、データ改ざんの防止、抑制となります。

無料トライアルでその効果をお試しください!

スマートフォンによるメーター読み取り「hakaru.ai」の仕組み

初期設定としては、まずはパソコンでhakaru.aiのアカウントを取得(最大1カ月の無料期間あり)して、スマホアプリをダウンロード。今あるメーターをパソコンの管理画面からhakaru.aiに登録し、QRコードを印刷してメーター付近に貼り付けます。そのあとは、スマートフォンを持って、パシャリとメーターを撮影するだけでテストを開始できます。

QRコードが記入箇所を紐づけるので、どのメーターの数値をどこに記入するか、などを記憶しておく必要もなく、その後、パソコンで転記入力をすることも不要、数値はすでにデジタルデータとして記録されています。もちろん、撮影した画像も保存され、合わせて撮影した日時も記録されるので、データ改ざんの防止にも、エビデンスにもなります。点検時に光の反射などで読み取りが上手くいかなかった場合に、作業者がその場で数値を直したり、連絡用のメモをつけたりすることもできます。

点検作業者がスマホでメーターを撮影すると、hakaru.aiがわずか数秒で処理した数値を手元の画面表示と音声で返します。

点検作業者がスマホでメーターを撮影すると、hakaru.aiがわずか数秒で処理した数値を手元の画面表示と音声で返します。同時に、その数値と画像データは遠隔の管理者がウェブ上でリアルタイムに閲覧することも可能です。手書きや入力時の作業エラーを防ぐだけでなく、作業手順の標準化や、作業時の注意喚起ができるなどのメリットもあります。

いかがでしたでしょうか。hakaru.aiでは、登録当月が無料トライアル期間となっています。自動更新もなく、途中キャンセルも可能なので、まずは安心してテストすることができます。現場での導入サポートも受けられますので、いつでもお問い合わせください。

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